2013年7月20日(土)〜8月3日(土)ギャラリーメスタージャ企画展山田 宏一 写真展
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展示内容
8×10,11×14インチのモノクロ写真を中心に約30点展示予定
ギャラリーメスタージャは、来る2013年7月20日(土)から8月3日(土)まで、企画展として山田宏一写真展『Nouvelle Vague(ヌーヴェル・ヴァーグ)』ふたたび!を開催いたします。
本展覧会はふたたび!とあるように、ギャラリーメスタージャでの2010年の写真展『Nouvelle Vague』をほぼ再現するものであり、2010年の展覧会をベースにした同氏による写真集『Nouvelle Vague』の刊行(平凡社2013年7月上旬刊行予定)を記念して企画された展覧会です。
『映画評論家として知られている山田宏一氏は60年代にフランスに滞在し、その当時今までになかった斬新な映画を創り上げて世界の映画界を震撼させたヌーヴェル・ヴァーグ(新しい波)の若い映画監督らが活躍した映画批評雑誌カイエ・デュ・シネマの同人となり、まさにその『新しい波』の渦中で映画とともに生きてきました。
そこで出会った監督、俳優たち(フランソワ・トリュフォー、ジャン=リュック・ゴダール、ジャック・ドゥミ、アンナ・カリーナ、フランソワーズ・ドルレアック、カトリーヌ・ドヌーヴなど)を氏は愛情と情熱を持ってカメラに収めました。そこには実際に撮影現場に立会い、また彼らと親しく交流を持った者にしかとらえることが不可能な彼らの輝く表情が、また知られざる素顔が映っています。』
(2010年開催時のプレスリリースより)
ヌーヴェル・ヴァーグとともに時代を疾走した山田宏一氏による『映画への愛』に溢れた本展覧会を、是非ご高覧いただきますようお待ち申し上げております。
作家略歴 | 山田 宏一 |
ジャカルタ生まれ | |
東京外国語大学フランス語学科卒業 | |
1964-67年 | フランス・パリに滞在、カイエ・デュ・シネマの同人となる |
1992 年 | 「トリュフォー ある映画的人生」で第1回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞 |
2007年 | 第5回文化庁映画賞の映画功労表彰部門受賞 |
代表的な著書に『[増補] 友よ映画よ、わがヌーヴェル・ヴァーグ誌』平凡社ライブラリー2002、『新編 美女と犯罪』ワイズ出版2001、『何が映画を走らせるのか?』草思社2005など、共著に『ヒッチコックに進路を取れ』山田宏一・和田誠 草思社2009など、訳書に『定本 映画術 ヒッチコック/トリュフォー』山田宏一・蓮實重彦訳 晶文社 1981 など多数。