住宅街の間にふっと浮かぶ空間、
それを構成する草、木、壁、地面、空に
レンズを向ける。
 
 幾重にも折り重なった空間の奥行は、
ほんの僅かな乳剤の層に平面として置換される。
 
 
 正確に記憶する必要をもたない空間の輪郭は、
置換されるプロセスを繰り返すことで
ますます曖昧なものとなる。
 
 
 平面上に均一化された空間は、
曖昧な輪郭の上で再び襞となり
自らの奥行を再現しようとする。
 
  
       
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        | 略  歴  | 
        1982年 | 
        東京都生まれ  | 
      
       
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        2011年 | 
        東京綜合写真専門学校 入学 | 
      
       
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        2015年 | 
        東京綜合写真専門学校 研究科卒業 | 
      
        
        | 個  展 |  
        2015.6 | 
        「Landscape」MUSEE F(東京) | 
      
        
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        2017.5 | 
        「呼 吸」MUSEE F(東京) |