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個 展 |
1973 |
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『暗黒の夢想』ニコン・サロン(東京) |
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1974 |
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『神秘の家、あるいはエルベノンの狂気』シミズ画廊(東京) |
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1981 |
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『既視の街』ニコン・サロン(東京) |
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1982 |
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『逆倒都市』ツアイト・フォト・サロン(東京) |
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1983 |
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『逆倒都市Ⅱ』ツアイト・フォト・サロン(東京)
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『類と類型』オリンパス・ギャラリー(東京)
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1984 |
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『逆倒都市Ⅲ』ツアイト・フォト・サロン(東京) |
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1985 |
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『人形1973-1983(制作 四谷シモン)』 |
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『ジャック・ザ・リパーに関する断片的資料1973』つくば写真美術館'85(つくば市) |
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1987 |
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『YAMATO-TOKYO』Gスペース(東京) |
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1988 |
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『YAMATO-大和』ツアイト・フォト・サロン(東京) |
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1990 |
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『YAMATO-F』朝日ギャラリー(東京) |
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『彷徨・写真・城市』パストレイズ・フォト・ギャラリー(横浜) |
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1992 |
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『L'ATALANTE』平永町橋ギャラリー(東京) |
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『昭和六十六年 葉月』ツアイト・フォト・サロン(東京) |
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1993 |
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『YAMATO1987-1990』ピクチャー・フォト・スペース(大阪) |
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1994 |
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『神無月迄』ツアイト・フォト・サロン(東京) |
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1996 |
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『水無月の雫(参)』ツアイト・フォト・サロン(東京) |
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1997 |
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『水無月の雫』江寿画廊(京都) |
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1998 |
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『半島』エッグ・ギャラリー(東京) |
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1999 |
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『半島』江寿画廊(京都) |
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2000 |
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『孤島』銀座九美洞ギャラリー(東京) |
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『(島) 光の暴力』エッグ・ギャラリー(東京) |
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2003 |
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『渡辺兼人 写真展』何必館・京都現代美術館(京都) |
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2004 |
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『陰は溶解する蜜_の』ツアイト・フォト・サロン(東京) |
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2005 |
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『孤島』アートプランニングルーム青山(東京) |
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2006 |
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『雨』ギャラリー山口(東京) |
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2007 |
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『摂津國 月の船』ギャラリー メスタージャ(東京) |
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2008 |
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『雨の営み』巷房(東京) |
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2010 |
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『忍冬・帰還』何必館・京都現代美術館(京都) |
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2011 |
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『忍冬・帰還』ギャラリー メスタージャ(東京) |
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2011 |
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『忍冬・帰還』Beansseoul GALLERY(韓国・ソウル) |
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2012 |
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『水脈の貌』ギャラリー メスタージャ(東京) |
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2012 |
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『水脈の貌』Beansseoul GALLERY(韓国・ソウル) |
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2013 |
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『真菰は』ギャラリー メスタージャ(東京) |
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2014 |
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『野老』ギャラリー メスタージャ(東京) |
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2014 |
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『真菰は/野老』Beansseoul GALLERY(韓国・ソウル) |
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2015 |
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『半島/孤島/水無月の雫』ツアイト・フォト・サロン(東京) |
グループ展 |
1985 |
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『パリ・ニューヨーク・東京』つくば写真美術館'85(つくば市) |
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1986 |
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『日本現代写真展』(バルセロナ、マドリッド、ビルバオ、バレンシア巡回) |
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2008 |
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『シネフィルと写真』ギャラリー メスタージャ(東京) |
出 版 |
1980 |
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『既視の街』(新潮社) |
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2003 |
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『渡辺兼人 写真集』(何必館・京都現代美術館) |
コレクション |
東京都写真美術館(東京) |
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A.O.I. ギャラリー(U.S.A.) |
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ツアイト・フォト・サロン(東京) |
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何必館・京都現代美術館(京都) |
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川崎市民ミュージアム(神奈川) |
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エッグ・ギャラリー(東京) |
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江寿画廊(京都) |
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ギャラリー メスタージャ(東京) |
ステイトメント
この撮影機材は非常に小さく、両の手の中に、スッポリと収まる。
レンズは沈胴で本体から指でつまんで引き出し、時計回りに回転させかすかな音がするまで回し、固定させる。
撮る意志から撮る能力にいたる実現性の欲望から離脱される写真は、描写や情景に覆われた、変化に富む連続的な織物に仕立てられた、真実の瞬間では無い。
フィルムの装填は、裏蓋を開くと言うより、裏蓋全体を、一気に本体から離脱させ、そのため、内部がむきだし状態になり、本体そのものが解体された状態になる。
撮影は、身につけるべく衣服の様に、連続から不連続の運動の中でなりたっていたのだが、その裏側に他ならぬ、撮影することの断絶、撮ることの嫌気。
フィルムは、右側に、巻き上げレバーは左側についており、シャッターボタンは、右側についている、さらに、ピントは目測で、指先でつまんで回転させる。撮影終了時、フィルムを巻き戻すため、底蓋に小豆ほどの巻き戻しレバーを時計回りに回転させ、フィルムを巻き戻す。この時、指先にかなり強い引きを感じる。このカメラで一番力を使う時はこの巻き戻しの時であろう、又、カメラ本体に感材としてのフィルムが実体として存在していると指先から感じるのもこの時しか無い。
今まで撮ったためしなどない様に撮ること、写真を、圧迫しないこと、錯覚の表皮が剥げ落ち、写真に、震えが始まる。
渡辺兼人
開催のご挨拶
渡辺の作品は主に中判カメラを使用した描写力の高い作品で知られていますが、今回の展覧会では、渡辺が自作にほとんど使用してこなかった35mmのフィルムカメラを使用した新作のスナップ写真を展示します。
渡辺は2012年の『水脈の貌』でも人物が写ったスナップ写真を展示していますが、それは中判カメラによる、人物の配置構成が熟慮された完成度の高いものでした。
今回の写真はそういった制作技術から自らの身体を遠く位置させ(そうする他のない機材を使用し)、写真機を持つという身体的負荷の甘美な誘惑からあえて抗うように撮影されたものです。
是非御高覧いただきますよう、お待ち申しあげております。